
アメリカの短大留学で準学士号を目指す場合は、「年間費用×2」に、夏休み・渡航準備・英語準備課程などを加えて、卒業までの総額を考えます。
たとえばBellevue Collegeの2026–27年度の公式見積りは、準学士課程で9か月29,665ドルです。同じ料金で2学年度を履修すると仮定した計算例は59,263ドルですが、夏休みの生活費や航空券などは別です。全国共通の相場や、2年間の確定請求額ではありません。
アメリカでいう短大留学は、多くの場合、コミュニティカレッジなどの2年制大学への留学を指します。このページでは、学費・生活費の対象期間を揃え、2年間の予算を作る方法を紹介します。1年間の学校別比較はコミュニティカレッジ留学の年間費用をご覧ください。
大学公式の9か月見積りを、2学年度へ積み上げる
費用を比較するときは、最初に「9か月の1学年度」か「12か月の生活費込み」かを確認します。下表の1年目は、Bellevue Collegeの2026–27年度・留学生向け見積りのAssociate課程の金額です。2年目は同額が続くと仮定し、初回限りの費用67ドルを除いたTEAM Sugiの計算例です。
金額は米ドル。各年3学期・9か月、合計6学期・18か月分が対象です。授業料の値上げ、夏学期の授業、夏休みの滞在費、ESL、航空券などは含みません。
表は横にスクロールして読めます。
| 項目 | 1年目:公式見積り | 2年目:同額を仮定 | 2学年度の計算例 |
|---|---|---|---|
| 授業料 | $11,643 | $11,643 | $23,286 |
| 必須諸費用 | $298 | $231 | $529 |
| 医療保険 | $1,377 | $1,377 | $2,754 |
| 教材・用品 | $528 | $528 | $1,056 |
| 住居・食費 | $13,851 | $13,851 | $27,702 |
| その他の支出 | $1,968 | $1,968 | $3,936 |
| 合計 | $29,665 | $29,598 | $59,263 |
必須諸費用は77ドル×3学期に、初年度のみInternational Student Activity fee 35ドルとPlacement Test Fee 32ドルを加えたものです。実際の請求では、履修科目固有の費用などが加わる場合があります。住居・食費は学校が直接請求する額とは限らず、滞在先によって支払い先も変わります。
2年間で卒業できる履修計画か確認する
同校の2026–27年度AAS-DTA課程は、適用可能な大学レベルの90単位、累積GPA 2.0以上などを求めています。6学期で90単位を目指すなら平均15単位/学期という計算になりますが、必要分野・前提科目・開講順序も満たす必要があります。
2026–27年度の授業料表では、下級課程・非居住者の15単位は3,501.20+75.93×5=3,880.85ドル/学期です。留学生向け見積りはこれに近い3,881ドルを使用しています。履修単位・科目・専攻が違えば、同じ計算例をそのまま使うことはできません。
2027–28年度の確定料金を示すものではありません。合格後は学校の最新請求・履修計画で更新し、値上げに備える予備費も別に用意してください。
夏休み・渡航準備を加えた総額の計算例
9か月×2学年度は18か月分です。秋入学から2年目の春学期末まで在籍する計画でも、間の夏休みを現地で過ごすなら、その期間の住居費・食費・保険などが別に必要です。帰国する場合も、往復航空券や荷物保管、住居契約を継続する費用を確認します。
以下は、上のBellevueの計算例に、夏休み3か月の生活関連費を6,000ドル、出願・ビザ関連・航空券・生活立ち上げ費を合わせて2,500ドルと仮定した予算例です。追加額は大学や政府が定めた公式金額ではなく、計算方法を示すための仮定です。
表は横にスクロールして読めます。
| 予算の段階 | 米ドル | 条件 |
|---|---|---|
| 2学年度の基本費用 | $59,263 | 6学期・18か月。2年目は同額を仮定、初回費用を除外。 |
| 夏休みの生活関連費 | $6,000 | 3か月分を仮定。内訳例:住居・食費$4,500、保険$500、その他$1,000。 |
| 出願・渡航・立ち上げ | $2,500 | ビザ関連、航空券、出願、初期購入等の仮定。実際の見積りで置き換える。 |
| ここまでの合計 | $67,763 | ESL、夏学期の授業、追加学期、値上げ、予備費、TEAM Sugiのサポート料金は別。 |
1ドル140円と仮定すると約949万円です。同じ67,763ドルでも、130円なら約881万円、150円なら約1,016万円になります。いずれも計算用の為替で、現在の送金レートではありません。実際には為替・送金手数料・カード手数料も確認します。
12か月×2年の滞在を考えるなら、9か月×2年に対して合計6か月分を追加します。上の「夏休み3か月」と同じ条件にはなりません。学位取得後の滞在・実習は費用とは別に在留資格の確認も必要です。
資金証明・支払期限・総予算は別です
Bellevueの同じ公式案内では、Associate課程のI-20用資金証明額は29,665ドルです。これは2年間の全費用でも、一度に学校へ支払う請求書でもありません。学費は学校の支払期限、住居費は契約に従って準備します。学費・寮費の支払い時期と方法も確認してください。
返金可能な住居保証金も、返金されるまでは現金が必要です。消費する費用の合計と、一時的な預り金・予備資金を分けて管理すると、支払時の不足を防ぎやすくなります。
学校と留学目的、夏休みなどの追加費用を選び、学年度の費用と全体予算を概算できます。「コミカレ留学の費用を試算する」から、ご自身の計画に当てはめてみてください。
アメリカの短大はコミュニティカレッジのことです
アメリカ短大留学を調べている方の多くが、「コミュニティカレッジは日本の短大と同じですか?」と疑問に感じます。
コミュニティカレッジは、主に公立の2年制大学として知られています。所定の課程・単位・成績要件を満たすと、Associate Degreeと呼ばれる準学士号を取得できます。日本の短大に近い部分もありますが、アメリカでは4年制大学への編入を目的に通う学生も多くいます。
4年制大学編入を目指すルート
1・2年次に必要な一般教養科目をコミュニティカレッジで履修し、その後4年制大学へ編入するルートです。費用を抑えながら学士号取得を目指したい方に向いています。
2年制大学卒業を目指すルート
コミュニティカレッジで準学士号の取得を目指すルートです。2年間を目安に、基礎科目や専門分野を学びたい方に向いています。
専門分野を学ぶキャリアルート
卒業後の就職やスキル習得を見据えて、専門分野を学ぶルートです。学校によって開講している専攻が異なるため、プログラム内容の確認が大切です。
コミュニティカレッジの仕組みやメリットを詳しく知りたい方は、コミュニティカレッジとは?メリット・費用・編入制度も参考にしてください。
留学目的によって費用の考え方が変わります
コミュニティカレッジ留学の費用を考えるときは、「1年間いくらか」だけでなく、「何を目的に留学するのか」を先に整理することが大切です。
特に費用計画に影響しやすいのは、次のような目的の違いです。
- 1年程度の短期留学として通う
- 2年間で準学士号の取得を目指す
- コミュニティカレッジから4年制大学へ編入する
- ESL・IEPから始めて大学課程へ進む
- キャリアプログラムで専門分野を学ぶ
たとえば、4年制大学への編入を目指す場合は、コミュニティカレッジの2年間だけでなく、編入後の4年制大学の学費も含めて考える必要があります。
一方で、1年程度の留学やキャリアプログラムを目的とする場合は、卒業までの年数よりも、希望する専攻やプログラムがあるかどうかが重要になります。
編入を重視する方は、コミュニティカレッジから4年制大学への編入もあわせて確認しておくと、費用を抑えながら4年制大学卒業を目指す流れがイメージしやすくなります。
費用が変わる主なポイント
アメリカ短大留学の費用は、学費だけで決まるわけではありません。同じ2年制大学でも、学校のある地域や滞在方法によって、年間の総額が大きく変わります。
履修する単位数
アメリカの大学では、履修する単位数によって授業料が変わることがあります。履修を減らしても、授業料が比例して安くなるとは限りません。F-1学生の履修要件もあるため、留学生担当者に確認せず単位を減らさないでください。必要単位の不足は追加学期と生活費につながります。
夏学期の履修
夏学期に必要科目が開講され、履修条件を満たせば、卒業を早められる場合があります。ただし、夏学期の授業料・諸費用と、もともと見積りに含まれていない生活費を追加します。夏休みの住居契約・保険継続も確認しましょう。
滞在方法
学生寮、ホームステイ、アパートでは費用が異なります。都市部では家賃が高くなりやすく、地方では生活費を抑えやすい傾向があります。
学校のある地域
都市部・郊外・地方では、住居の選択肢や交通手段が異なります。同じ州でも差があるため、希望する住居の契約月数・食事の有無・通学費を学校ごとに比較してください。
費用を抑えたい場合は、学費だけを比較するのではなく、生活費、滞在先、交通費、卒業までの期間を含めて総額で考えることが大切です。
ESL・IEPから始める場合は追加費用も考えます
英語力に不安がある方は、ESLやIEPと呼ばれる留学生向け英語プログラムからスタートできる学校を選ぶ方法があります。
ESL・IEPの学費と履修期間は、卒業に使える大学課程の単位と分けて確認します。大学科目との同時履修や単位算入の可否は学校・課程ごとに異なります。英語プログラムの期間が長くなるほど、大学課程に入る前の学費や滞在費が追加で必要になります。
ESL・IEPから始める場合は、次の点を確認しておきましょう。
- 英語プログラムの学費
- ESL・IEP期間中の滞在費
- 大学課程に進むまでの期間
- 英語試験スコア提出でESL期間を短縮できるか
- 2年間で卒業できる計画になるか
ESLから始める場合の費用について詳しく知りたい方は、アメリカ・コミュニティカレッジのESLの費用も参考にしてください。
たとえば英語準備が1学期必要なら、その学期の授業料と住居・食費・保険等を、学位課程の費用へ加えます。英語課程から大学課程へ移る条件を確認し、予定より長引く場合の予算も考えておきましょう。
費用を抑えるための考え方
コミュニティカレッジは、もともとの学費が4年制大学より抑えやすい学校が多いため、費用を抑えてアメリカ大学留学を始めたい方にとって現実的な選択肢になります。
ただし、単純に学費が安い学校だけを選べばよいわけではありません。滞在費、生活費、交通費、履修計画、編入先まで含めて考えることが大切です。
- 学費が比較的安い州や学校を選ぶ
- 寮費や食費を抑えやすい学校を選ぶ
- ESL期間を短くできるよう英語試験を準備する
- 履修計画を立てて、余分な学期を増やさない
- 4年制大学編入後の費用まで見ておく
コミュニティカレッジの奨学金については、返済不要のコミュニティカレッジ奨学金もあわせてご覧ください。
奨学金は、受給条件、継続条件、対象費目・学期、申請期限を確認し、確定した通知に基づいて差し引きます。未確定の奨学金や現地アルバイト収入を、必ず得られる前提で予算に組み込まないようにしましょう。
費用重視で学校を選ぶときの注意点
アメリカの短大留学で費用を抑えたい場合、単純に学費だけを見て決めるのはおすすめしません。学費が安くても、滞在費や交通費が高くなると、総額では高くなることがあります。
地方・郊外の学校
都市部よりも滞在費を抑えやすい傾向があります。生活費を重視する方には大切な比較ポイントです。
学生寮がある学校
寮費や食費の見通しが立てやすく、初めての留学でも生活計画を作りやすい場合があります。
編入先を見据えた学校
4年制大学編入を考える場合、単位移行や履修計画まで含めて選ぶことで、余分な費用を抑えやすくなります。
TEAM Sugiでご紹介している学校を比較したい方は、TEAM Sugiでご紹介しているコミュニティカレッジ一覧もご覧ください。
卒業までの費用を相談する
費用計画では、学校の公式見積りの対象期間と履修単位を確認し、卒業までの学期数、夏休み、英語準備、渡航費、予備費を積み上げます。このページの計算例はBellevue Collegeを基にしたもので、すべての学校に共通する総額ではありません。
ただし、実際の費用は学校、州、滞在方法、英語力、履修計画によって変わります。特にESL・IEPから始める場合や、夏学期を履修する場合は、想定より費用が増えることもあります。
- 学費だけでなく、生活費まで含めて考える
- 2年間で卒業できるか、ESL期間が必要かを確認する
- 都市部と地方の生活費の違いを比較する
- 4年制大学編入を考える場合は、編入後の費用も見ておく
- 安さだけでなく、学びたい内容や生活環境も確認する
TEAM Sugiでは、コミュニティカレッジ留学を検討している方に向けて、学校選び、費用、英語条件、滞在方法、4年制大学編入まで含めてご相談を受けています。
「自分の場合はいくら必要なのか」「費用を抑えやすい学校はどこか」「ESLから始めるべきか」など、まだはっきり決まっていない段階でもご相談いただけます。
アメリカ短大留学の費用は、学校名だけでは判断しにくい部分があります。留学目的、英語力、滞在方法、編入先まで含めて考えることで、より現実的な費用感が見えてきます。
2026年10月1日から、当社手数料0円のベーシックプランと、希望する方が任意で追加できるプラスサポートプラン(標準55,000円・税込)をご案内しています。指定8校への留学で準学士号・学士号の取得を目指し、学位課程の予定在籍期間が12暦月以上となる方は、条件の確認後にプラスサポートプランへ無料でアップグレードできます。対象外の学校や留学でも、当社が引き受け可能な範囲で有料利用ができます。
公式情報の確認:2026年9月17日。見積りと計算例は米ドル建て。実際の費用は入学年度・履修・住居契約等により変わります。
